農薬=危険!というのはもう時代遅れです。化学肥料も同様です。もちろん科学的に安全なのか危険なのか証明されたわけではありませんが、間違いなく今は一定の安全基準に基づいて審査されています。
そもそもな農薬が危険だと言われていたのは戦後である1940年代で、毒性の強い農薬が使用されていたという事実があるからです。それをいまだに農薬は危険だ!と無思考状態で言っているにすぎません。
通常の栽培方法ではたくさん化学肥料を摂取させ綺麗に形を揃え、収量を上げています。
しかしどうしても土のバランスが崩れ生育にストレスがかかります。ストレスにより病気や害虫を引き寄せてしまいます。そこで農薬です。農薬を使用することによりそれらを防いでいるのです。
人間だと食べ過ぎたら胃腸薬を飲んだり、風邪で熱を出したら薬を飲んでゲホゲホ咳をしながら会社に行ったりしてますよね。
無農薬・無化学肥料野菜栽培では農薬を使えないので野菜自身に頑張ってもらう必要があります。それには有機肥料などをあげ畑の土のバランスを良く保つ必要があります。しかし有機肥料は病原菌やカビの餌にもなります。人間だと肉や野菜はバランス良くとれば健康に良いですがこれが腐っていたら元も子もありません。有機肥料だからといって与え過ぎても良くありませんし、しっかり発酵させたものを与えなければいけません。無農薬・無化学肥料野菜栽培はこのような点で技術が求められます。そしてこれらが上手くいった時野菜は甘みも旨味もあり病虫害も寄り付かせず農薬がいらない。必要ない状態になるのです。
もし安心・安全で効率よく美味しく安い野菜をたくさん届けるなら無農薬・無化学肥料栽培をベースに補助的に農薬や化学肥料を使用するのがいいのかもしれません。こういう農家がいてもいいと思います。
しかし!それでも並木自然農園は無農薬・無化学肥料栽培にこだわります。
農薬を使えないので不健康な野菜は自然と脱落し健康な野菜が選別されていきます。
また、ありがたいことに有機野菜は美味しい!無農薬は安全!などすでに多くの方がこのように認知しています。だからこそその信用を崩さないように期待に応えるのです。しかしこういった野菜は一般的にスーパーだけに売っていくのは難しいです。皆様の支えがなければ簡単に吹き飛んでしまう小さな農家です。並木自然農園では定番野菜でも様々な色、大きさ、そして珍しい野菜を取り揃え、料理人、料理好きに期待を超えた野菜をお届けします。さらにその人たちの料理がテーブルに置かれた瞬間!思わず会話が弾んでしまうような野菜を心掛けます。このような結び(交流)が無農薬・無化学肥料栽培をする一番の理由かもわかりません。