よく卵は1日1個までと言われたことはありませんか？コレステロールが高くなるからとかで制限されたことが私自身もよくありました。
しかし、近年では食事摂取基準からコレステロール摂取の目標値がなくなったのです！
「日本人の食事摂取基準（2015 年版）」 策定検討会報告書
2015年に厚生労働省から発表され、コレステロール値が高い食材として敬遠されていた「たまご」は毎日摂取しても問題ないことが明らかになりました。もちろん目標値がなくなったからといって過剰摂取は注意です！長期間の研究結果はまだ科学的にも根拠がありませんので。
そもそもコレステロールって悪いものなのか
悪者扱いされるコレステロールですが、コレステロールは脂質の一種で、動物が生きている上で不可欠な栄養素です。「脳」の重量の約20％はコレステロールでできており、「脳」の機能を保つためには、オメガ3や動物性脂肪（肉・卵・バター・チーズなど）をむしろ積極的に摂る必要があります。コレステロール値が低いと脳の働きが悪くなり、認知症になるリスクも高まってしまうんです。
高脂肪の食品を食べる場合には注意が必要で、悪玉コレステロール（LDL）が酸化し、動脈硬化や脳の機能低下を引き起こします。炭水化物の摂取を減らすようにしましょう。
ここまででコレステロールを多すぎてもダメだし、低すぎてもダメなのがわかりました。
次は悪玉コレステロールと善玉コレステロールについて説明します。
血中にあるコレステロールには「LDL」と「HDL」に分けられ、「善玉コレステロール」「悪玉コレステロール」と呼ばれています。
それぞれの役割は以下です。
・悪玉と言われるLDLは、血管などの体の各組織に必要なコレステロールを運びます。
・善玉と呼ばれるHDLは、余分なコレステロールを肝臓に戻す働きをしています。
つまり、悪も善もそもそもなくてどちらもバランスよく摂取する必要があるのです。
このネーミングが良くないですね（笑）
まとめると
コレステロールは悪玉も善玉も両方私達の体には必要不可欠な栄養素ということがわかりました。
卵に関しては1日2,3個ならば全く問題ありませんし、生活習慣病対策にもおすすめです。
1日5,6個とかになってくると研究結果がまだですので、野菜など他の栄養素もバランスよくとったほうがいいと思います。
しかし、基本的にコレステロールはいいやつでしたので、今後は1日1個まで！と制限を受けず、素敵なegg life を送りましょう！
それでは！
