新事実!にんにくは集中力を落とす?はホントなのか。

こんにちは!先日「シリコンバレー式 自分を変える 最強の食事」(デイブ・アスプリー著)を読んでいたんですが、その中で、にんにくは集中力を落とすなんて記述がありました。著書中では、著者が「40年間の禅」で瞑想をしている際、トレーナーから「にんにくは集中力を落とすから食べないほうが良い」みたいな助言を受けたようです。実際に著者は食べないほうが集中力が切れなかったようです。
今回は、どうしてこのようなことが起きたのか、そして本当に集中力を落とすのかどうか調べてみました。

そもそものにんにくの効用は

疲労回復効果!
ニンニクと言えばあの匂いを思い浮かべる方も多いかと思いますが、この匂いの元となる成分、アリシンが疲労回復に役立ちます。
私もこの臭いんだけど病みつきになって、ついつい食べてしまいますね。

また、このアリシンには胃液の分泌を促進する効果もあり、食欲増進にも繋がります。

暑い夏などには、夏バテ対策としても効果を発揮しそうですね。
しかもにんにくは、1990年にアメリカの国立機関によって選定された、健康に役立つとされる食品40種の頂点に立つと認められた食品でもあり、ニンニクが世界の食品の中で一番がんその予防力があるということでした!

ここまで見ていくといい事づくしですよね。
集中力を落とす理由なんてあるのでしょうか。ちょっと気になる論文を見つけたので紹介します。

1986年に発行された家政学雑誌で「心拍数測定からみた刺激性食品摂取時の消費エネルギー量」の研究があります。そこでは「被検者15名で、わさび, にんにく, 辛子, カレー粉, 赤唐辛子等の刺激のある香辛料の香りをかいだときと, バニラエッセンスのような甘い香りをかいだときを比較すると, わさび, にんにく, 辛子, カレー粉, 赤唐辛子等のような刺激性のあるものの場合は1分間あたりの心拍数が90~100回, 平均心拍数97回であった.これに対し, 甘い香りをかいだときは平均心拍数86回であり, 刺激性のある香辛料の香りをかいだときには心拍数は高い値を示した」という研究があります。
ここからみて、もしかしてにんにくを食べると、匂いも長時間残りますし、自らニンニク臭を嗅ぎ、体が興奮状態になり、心拍数が上がり、リラックスした状態になれないから、結果集中力を落とす。という結果になったのではと。

もう一つ紹介します。
2017年の「熟成にんにくエキス含有食品摂取による抗疲労効果に関する研究」(出典:薬理と治療)の中で熟成にんにくエキス含有食品の日常生活での疲労に対する効果を評価することを目的とした研究が行われました。方法はランダム化二重盲検プラセボ対照並行群間比較試験を健康な49名の成人ボランティアに対して行い、被験者は試験食またはプラセボを4週間摂取してもらいました。
その結果、プラセボ群には有意な変化はなかったが、試験食の摂取は有意に覚醒感,リラックス感の低下を抑制し,ストレスの上昇を抑制させ,集中力を上昇させた。とのことです。
結論、本試験の結果,熟成にんにくエキス含有食品は疲労感の上昇を抑制する効果を有することが明らかとなった。
という研究があります。

まとめると
このことから今回のにんにくは集中力を落とすのか?を考えていくと、にんにくを食べた直後などは、心拍数が上がり集中力が落ちる。しかし、長期的に見ると、疲労回復効果もあり、ストレスも軽減して、さらに集中力を高める。ということがわかりました。

なので、仕事の休憩で、ランチなどは集中力維持のためにもにんにくを避けて(臭くなるし‥。)、夕食時にはにんにくをしっかりとり、健康なカラダ作りに役立てるのがいいのではないかとなりました!

にんにくはどんな料理に入れても美味しくなるのでこれからもどんどん摂取したいと思います!もちろん食べ過ぎに注意です!

それでは!

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